江戸指物は、長い間使い続けることが出来ます。

江戸指物は、木の育った期間と同じ期間、使い続けられるように組み立てる技術を開発しました。また、春夏秋冬、湿度の急激な変化等によって、木が反ったり割れたりする性質を十分に研究して、組み立てる方向や、組む堅さなどを微妙に調節し、接着剤のつけ方など、それぞれの場所に、適切な技法を用いて、長い間変わらずに使い続けることが出来る製品に作り上げるのです。そして、その表面を拭漆という、杢目を生かす丈夫な塗装を施すことによって、変わらない美しさを保つことに成功したのです。